2004年 1月6日(火) 2日目
 

 「かに家」にデジカメを取りに行って、その足で小樽に向かう。
朝ごはんの時にはちらほらと舞っていた雪が、かなりはげしくなってきた。小樽到着時は本降り。寒!!

 とにかくバスの一日乗車券を買って出発。ぷらぷらと市内を散策。
それにしても寒いし歩きにくい。厚手の毛糸のキャップにマフラーぐるぐる巻きの完全防寒。


小樽
雪・雪・雪です。でもふかふかできれい。 老舗、田中酒店。さすがに趣ありますね。 ご存知 北一硝子

北一ホール。ランプがきらめく素晴らしい空間。小樽ワインをいただいてみました。

お昼はお寿司。「握 なか一」にて。イクラがうまい・・・あまり好きじゃなかったのに。

TVチャンピオンの店だそうで。激安店ではないけど、姿の美しくスマートな鮨。小綺麗で、気持ちいいお店。

 小樽では鮨!と心に決めて昼ごはんに選んだのは「握 なか一」。
 「小樽にぎり」3000円也。きりりとした端正な鮨。器の有田焼の大皿も素敵。
勿論観光客向けでしょうが、接客も気持ちいいし、安心して食べられる店だと思う。
 実はあまりイクラは好きじゃなかったのに、ここのをいただいて認識を改めました。
うまい!!
イクラって美味しかったのね。
イクラはぷちぷち感がたまらん、などと皆言いますが、
それって皮の部分が主張しすぎて堅い、ってことなんじゃないかとつねづね思っていた私。
このイクラは「余分な」皮の感じが全くなくて、ほんのすこしの抵抗を見せたあとは、ふわり、すっととろけてしまう。
ブラボー!!旨い!!今まで食べていたイクラは何だったんでしょう。

 雪もすっかりあがって青空も見えるほどに。雪に飾られた街並みもいい感じ。
 北一硝子をじっくりと見る。いいものはやっぱり高いのね。安いものはただのガラス。

北一ホールはこの旅行で最もお気に入りのスポットに。
天井が高く、無数のランプが輝く空間。
中心にはストーブがあかあかと燃えていて、居心地のよいカフェ。
ピアノの生演奏もあったり、ここだけ違う時間が流れている・・・
・・・のに、食券制でカレーとかピラフとか定食類のフツーの食堂のメニューがならぶのもなんだか面白い。
グラスワインを飲んで、いい気分。

小樽運河
夕暮れ時の小樽運河 なかなかいい感じじゃないですか 運河の裏側の通り。
建物を上手く利用した店舗が連なる。それにしても飲食店は平凡な店ばかり。

 定番、小樽運河には夕暮れを待って訪れる。
案外いい雰囲気で、写真で観ていたイメージをうらぎらないのに逆にびっくり。
とはいえ、運河沿いの建物を利用した飲食店は平凡でつまらないものばかり。
外箱の重厚感に引き替え、メニュー構成から内装まで、とにかくチェーン店ぽいつくりの、
全国どこにでもありそうな店が建ち並ぶ。
小樽版ラーメン博物館の「小樽運河食堂」も閑散としていて寒々しく、寂しい限り。
もっと小樽らしさがあればよいのに。
 小樽で夕食かな、とも思っていたけど、そんなわけでちょっと意気消沈。札幌に戻ることにする。

炙家 狸小路店
ほっけ。小ぶりだけど、味が濃くてうまい。 イクラ丼。これも美味しかった。

 札幌で評判のよい居酒屋は事前にリサーチ済。
狸小路の「炙家」へ。カウンターに陣取って、平目うすづくり、ほっけ、うまい。
ビールはサッポロクラシック。勿論うまいです。
しめには小樽で美味開眼したばかりのイクラ丼。
これも上品で美味しかった・・・あああ、幸せ。
板さんも気持ちのよい人で、楽しく食事ができました。
ちょっぴりお値段お高めの居酒屋さんですが、おすすめ。
 
 ちなみに、狸小路のはずれの「すみ屋」さんという塩ホルモンが評判の店。
なかなかいい味だした、油にすすけた魅力的な店構え。
ああ〜次に来たときには絶対行きたい。あそこは絶対うまいはずだ〜。
 

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